結合剤と研磨剤の選択は密接に関係しています。たとえば、CBN を使用する場合、通常、砥石車は使用中にその形状を変化させずに維持し、完全に使い果たされるまで工作機械から取り外さないことが必要です。CBNは熱伝導率が非常に良いため、メタルボンドを使用する方が有利です。この 2 つの組み合わせにより、冷間切削の条件が整います。切削熱が砥粒を伝わって伝わるため、研削ホイールに侵入し、その後クーラントと一緒に運び去られるため、ワークピースに入るよりもはるかに速くなります。
金属結合には、電気めっきと焼結の 2 つの形式があります。電着研削ホイールはトリミングされず、最初から正しい形状に作られ、使い果たされるまで使用されます。焼結金属砥石は通常、電気スパークによってトリミングされ、電気メッキ砥石などの工作機械に取り付けられます。スピンドルに取り付けられた焼結砥石および電気めっき砥石の半径方向の振れは、0.0125mm 未満でなければなりません。メタルボンド砥石の場合、主軸振れを低減することが非常に重要です。
ボンドからの砥粒の飛び出し距離は非常に小さいため、振れが0.025mmに達すると、片側の砥粒が切れてしまいます。研削ホイールには過負荷がかかり、過度の摩耗が発生しますが、もう一方の端には軽い負荷がかかっていますが、鋭いままです。電気めっき砥石の中には、非常に小さな輪郭円弧半径 (約 0.125mm) を生成できるものもあります。ただし、ほとんどの電気メッキ砥石の円弧半径は 0.5 mm を超えています。一般に高速研削には電着砥石が使用され、セラミック材料の研削には金属焼結砥石が適しています。
モノリシックメタルボンド砥石振動、振れ、クーラントの流れ、その他の作業条件に対する適応性の範囲は狭いです。研削盤、ワーク、治具の剛性が悪い場合や、古い工作機械のベアリングの状態が悪く、工作機械にバランス調整装置がない場合、この状態で電着砥石を使用すると、砥石の寿命、ワークの仕上げ、表面性状の問題。工作機械の振動や安定性、その他特殊な条件によってはレジンボンド砥石を使用した方が良い場合があります。
樹脂ボンドは振動に対して強い減衰力を持っています。当然のことながら、レジンボンド砥石の修正やドレッシングにかかる設備と時間によりコストは増加します。セラミックボンドが最も一般的に使用されます。接着砥石には穴があるため、切削液が効果的に研削アークに入り、摩耗粉を保持するための大きな穴があります。同時に、セラミックボンド砥石は、ダイヤモンド工具を使用して正しい形状に簡単にトリミングし、研ぐことができます。
投稿日時: 2023 年 1 月 16 日