円筒研削・内面研削
円筒研削加工
主に円筒研削盤を使用して、軸ワークの外筒、外円錐、軸肩端面などを研削します。研削中、ワークは低速で回転します。ワークが縦方向と往復運動を同時に行い、縦方向の 1 ストロークまたは 2 ストロークごとに砥石がワークを横送りする場合、それを縦研削法と呼びます。
砥石の幅が研削面の長さよりも大きい場合、研削プロセス中にワークは長手方向に移動しませんが、砥石はワークに対して継続的に横送りします。これを研削におけるカットと呼びます。一般に縦研削よりも研削加工の方が切込み効率が高くなります。砥石車が成形面に合わせてトリミングされている場合、カットイン研削法を使用して成形外面を機械加工することができます。
内面研削
主に内径研削盤、万能円筒研削盤、座標研削盤などのワークの円筒穴（図2）、テーパ穴、穴端面などの研削に使用されます。一般的には縦研削法が採用されます。形成された内面を研削する場合には、カットイン研削法を用いることができる。
座標研削盤で内穴を研削する際、ワークは作業台に固定され、砥石は高速で回転しますが、研削穴の中心線を中心に遊星運動をします。内面研削では砥石径が小さいため、研削速度は通常30m/s未満となります。
平面研削
主に平面研削盤の平面や溝の研削に使用されます。平面研削には2種類あり、外周研削は砥石の円筒面で研削することを指します（図3）。一般的には横型主軸平面研削盤が使用されます。異形砥石を使用すれば様々な異形面の加工も可能です。砥石を使って正面を研削することを正面研削といい、一般的には立形平面研削盤が使用されます。
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